生活保護支給日の前は、区役所の公園でタバコが1本50円で売られる

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 どうも、生活保護申請随行ボランティアマンのえらいてんちょうです。先の生活保護に関する記事二作目も含めて好評いただいております。この記事は、先の記事の続きですので、もしこちらの記事を最初にご覧になって方も一度そちらをご覧いただければ幸いです。5分で読めます。

 【生活保護受給者が一番欲しいものは・・・】

 日本にはいろいろな支援団体があり、食料って結構無料で手に入ります。毎日おにぎりを配る教会やら、ご飯にスープに加えて、整体や鍼灸、散髪もやる炊き出しなんかもあります。彼らの日々の努力、尊い労働には、頭が上がりません。私はもう厳しいので、私の代わりにやってくれてありがとうという気持ちで、陰ながら応援させていただいております。
 しかし、生活保護受給者が心の底から欲しているものは、例えばタバコです。どこの支援団体でもタバコはくれません。あるいはです。私の知る限り、酒を定期的にふるまう支援団体もありません。あるいはマリファナです。あるいは脱法ドラッグです。あるいは、パチンコ、競馬、競艇、競輪。どこの支援団体でもやってないです。
 生活保護受給者が月の半ばくらいでお金を全額使い切ってしまう現象については前述のとおりです。なんで、支給日になると、タバコと酒を買いに走ります。では、15日から31日まで、どのようにタバコと酒なしで過ごすのでしょうか。

 【生活保護支給日の前は、区役所の公園でタバコが1本50円で売られる】

 現代・東京都豊島区の話。区役所の裏にある公園にタバコのばら売りオジサンが出現します。いろいろな銘柄を取り揃えており、一本30円から50円。いま、タバコは1箱500円弱くらいで20本入りですから、全部売り切れば1箱あたり+400円~1000円ほど。投資効率は、50-150パーセント。ぼろもうけ(?)です。規模は小さいけど。逆に言えば、生活保護受給者はそれだけ高くタバコを買っています。日本で最小規模の問屋がここに成立しています。
 売っている人はなにものか?私もわかりませんが、ヤクザのしたっぱだと思います。ヤクザのする貧困支援はさすがです。善意に頼らず、同族なので需要をよく理解している。行儀のよい社会上層のノブレスオブリージュとはわけがちがいます。一文無しになった生活保護受給者は、「母親が病気になった。交通費を貸してほしい」などとウソをついて、わずかな人間関係から金を調達し、1本50円のタバコを吸うことになります。これが、月の後半です。

 【タバコはほとんど吸わずに捨てる】

 そうまでして手にしたタバコです。さぞ大事に、おいしそうに吸うのかと思いきや、一口吸って、二口も吸ったらポイです。ポイ捨てです。自分も喫煙者だったのですが、金のないころは、いったん消したタバコをとっておいて後程火をつけたりしました。彼らは、そんなケチくさいことはしません。非常に豪快。逆に自宅に生活保護受給者を居候させてたときは、私が彼らが吸いかけたタバコを拾って吸ってたくらいです。わけがわからない。

 【まとめ:同じ人間、話せばわかるという希望を持ってはならない】

 わたしは昔、人間はだいたい話せばわかるものだと思っていました。目が二つあり、鼻はひとつで、容姿は似通っています。一応みな小学校に通い、字も読めます。ですから、一方がホームレスになり、一方が六本木ヒルズでメイドを雇うというような生活の格差は、政治が悪い、経済が原因と考えていました。
 でも、たぶん違うのです。同じ人間という種類で、日本人であっても、まったく分かり合えない場合もある。わからないからこそ、寄り添ったりしないで、適度な距離を保って、相手が腹を空かせて助けを求めてきたら食事をあたえる程度でいいのではないか。<社会問題だから解決しよう>と、彼らをこちら側に合わせるように矯正しようという発想はよくないのではないか。そう思うようになりました。

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